ミネラルウォーターの消費が増え続けています。
少し古い統計なのですが、2006年の年間消費量は、1人当たり18.4Lだそうです。
一方、「水道水は以前よりおいしくなった」という声もあります。
「東京水」「小樽の水」「やまがたの水」「那須・深山の水」などの「ご当地水」は、実は、水道水を詰めたものです。
あくまでも水道水がこんなにおいしくなったということを知ってもらうためのものだそうですが、飲んでみると無味無臭で、抵抗感はありません。
この「おいしい水道水」は、『高度浄水処理』によるものです。
東京の場合、従来のろ過法に加え、オゾンと生物活性炭吸着処理を導入したことにより、カビ臭さの原因物質や、発がん性物質といわれているトリハロメタンの原因物質、カルキ臭の原因物質の除去をしたことにより、水がおいしくなりました。
東京都は利根川水系の全浄水場を高度浄水処理にする予定ですが、従来のろ過法による浄水を飲んでいる人のうち、約半数が水道水を全く飲まないか、浄水器を通すなどの一手間かけて飲んでいるという統計があります。
半分以上の人が、水道水に不安を持っていることになります。
水道水への不安の最大の要因は、水道水の消毒のために使用する塩素と水の中の有機物質が反応してできるトリハロメタンです。
トリハロメタン中のクロロホルムやブロモジクロロメタンが、「発がん性があるかもしれない物質」として国際がん研究機関において勧告されているのも、不安を増します。
それでは、水道水は本当に危険なのでしょうか?
厚生労働省が定めているトリハロメタンの基準は、毎日2リットル以上の水道水を飲み続けても健康に全く支障のない数値で、EUと同じ数値でもあります。
水道水の検査結果はインターネットなどでも公表されています。
私も地元自治体の数値を調べてみましたが、水質基準51項目のうち、ほとんどの値が基準値の10分の1以下でした。
水道水では農薬汚染や塩素に耐性のある病原微生物の水汚染の心配も指摘されますが、水道水は水質基準51項目の検査を行なっていますが、ミネラルウォーターは大腸菌などの18項目の検査しか行なっていません。
水道水の塩素濃度は、私の地元自治体の検査結果は、0.1mg/L以上の基準値に対して、0.4mg/Lでした。
塩素臭が気になる人は、前日に汲み置きしておけば塩素は抜けるので、おいしい水が飲める上にミネラルウォーターのペットボトルが削減できて、ちょっとエコ気分が楽しめますが、いかがでしょう?
また、1〜5分程度沸騰させることにより、残留塩素を除くこともできます。
水道水を賢く飲むことで、ミネラルウォーターを買うお金が節約でき、ペットボトルも減らせちゃうという一石二鳥狙ってみては?