卵や牛乳、エビなどを食べると体がかゆくなったり、ジンマシンが出たりすることがあります。
これは、ご存知の通り食品アレルギーの症状です。
しかし、自分でも気づかない食品アレルギーもあるのです。
通常の食品アレルギーは、「即時型フードアレルギー」といいます。
ある食材を食べた直後から1時間以内くらいまでの間に、ジンマシン、発赤、浮腫み、かゆみ、下痢、胃痛、呼吸苦などの症状が出るアレルギーのことです。
一方、食物を摂取後、約6時間〜24時間後、遅い人では数日後に食品アレルギーの症状が現れる人もいます。
このアレルギーを、「潜在型食品アレルギー」といいます。
潜在型食品アレルギーは、即時型と異なり、偏頭痛、眩暈、下痢、疲労感、ニキビ、肌荒れ、アトピー症状など不定愁訴に似た症状のため、食品アレルギーと気づかない場合がほとんどです。
潜在型食品アレルギーは、通常の食品アレルギー検査をしても見つかりません。
通常の即時型アレルギーは、急性の炎症反応である「IgE抗体」というものを検査しています。
しかし、潜在型食品アレルギーは、「IgG抗体」という抗体が関係してきます。
同じ人でも、IgE抗体と、IgG抗体が異なる場合もあります。
例えば、卵にIgE抗体(即時型食品アレルギー)をもっている人が、卵の摂取に気をつけていたとしても、じつは豚肉やジャガイモにIgG抗体(潜在型食品アレルギー)を持っているということもありえるのです。
そのため、卵の摂取に気を配っていても、「なんとなく体の調子がよくない」ということもありえるのです。
また、潜在型食品アレルギーは、好みの食材に多いといわれています。
人間の身体は、食物を消化管で分解吸収し、排泄するのに約48時間必要です。
ある食物が消化不十分の時に同じ食材が体の中に入ってくると、身体はその食材を「異物」と感じ、「食材アレルギー抗体」ができやすくなるのです。
そのまま同じ食材を体内に入れ続けると、抗体が反応し、慢性疲労などの潜在型食品アレルギー症状が引き起こされます。
このように、同じ食材を食べ続けていると潜在型食品アレルギーを発症しやすくなり、細胞を傷つけてしまいます。
細胞の炎症は、老化にもつながります。
いつまでも健康に、若々しく生活したいのなら、偏った食生活を送らず、バランスよく食べるようにしましょう。
潜在型フードアレルギーの検査はまだ一般的ではありませんが、検査を行なってくれる病院は増えてきています。
また、自宅で採血して送るだけで、数十種類の食材の潜在型フードアレルギーを調べてくれる検査キットもあります。
「健康に気をつけているのに、体の調子が思わしくない」という方は、潜在型食品アレルギーを疑って、検査を受けてみてはいかがでしょうか。