アジサイには毒性があります。
アジサイは,葉やつぼみ,根などに青酸配糖体を含み、かみくだいたり、胃内で消化されることにより青酸配糖体と酵素が反応し、遊離した青酸(HCN:シアン化水素)によって嘔吐、失神、昏睡等の中毒症状を起こします。
2008年6月、茨城県と大阪市でアジサイの葉による青酸食中毒が発生しました。
どちらも料理店で、料理に添えられた装飾用のアジサイの葉を食べたところ、30分〜40分後に嘔吐、吐き気、めまい、顔面紅潮などの症状が表れたそうです。
しかし、某薬草の本では、アジサイは「薬草」として紹介されていました。
薬用部位は花、葉。
薬効は、解熱、咳止め薬として、特に間欠熱に用いられるそうです。
使用方法は、花または葉を開花期に取り、陰干しして、1回量2〜4gを煎じて一夜置いてから服用するとあります。
トリカブトが猛毒にも、漢方薬にも用いられるように、また西洋医学でもそうであるように、薬と毒は紙一重の関係にあります。
アジサイも、漢方薬に用いられ、花部分の生薬名は紫陽花(しようか)と名づけられています。
私は漢方には詳しくないのですが、アジサイの場合、「陰干し」「煎じてから一夜置く」というのがポイントなのかもしれません。
とはいえ、私同様漢方に詳しくない人は、アジサイの摂取はしないほうがいいと思います。
漢方として知られているから、薬草として紹介されているからといって、素人がむやみに口にしないほうが無難かもしれませんね。