食料自給率と食品の安全・安心

食料自給率の向上が、うたわれています。
日本の食料自給率は、カロリーベースで4割をきっており、特に4大穀物(米・小麦・トウモロコシ・大豆)のうち、小麦・トウモロコシ・大豆のほぼ全量を輸入に頼っている状況です。
また、輸入元は中国が大きな割合を占めていますが、昨今は中国がらみの食の事故・事件が多発し、多くの日本人が輸入食物に不安を感じている状況です。

日本以外の先進国の状況はというと、アメリカ、カナダ、フランスがカロリーベースの食料自給率が100%となっており、ドイツ・イタリア・スペインなども軒並み60%を超えています。
比較的低いカロリーベース自給率の国は、スイスとイギリスですが、それでも45%以上となっています。(2003年農林水産省試算)

ところで、先ほどからくどいほど「カロリーベースの食料自給率」と書いていますが、食料自給率にはもう一つの計算方法があることをご存知でしょうか?
それは、「金額ベースの食料自給率」です。

実は、この「金額ベースの食料自給率」でみると、日本は約7割の自給率で、先進国の中で1番なのだそうです。
出典は、「農業経営者」2008年11月号です。

さて、カロリーベースで計算しようが、金額ベースで計算しようが、日本は食糧を輸入しなければ成り立っていかないことは事実。
しかしその一方で、多くの国民が輸入食品に不安を感じ、政府は「カロリーベース」でも「金額ベース」でも、「食料自給率」を上げようとしています。
では、「カロリーベース」でも「金額ベース」でも、「食料自給率」100%なら「安心・安全」な食品が手に入るのでしょうか?


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