汚染牛乳メラミンについて|慌てなくても大丈夫

食品に関する事件が相次いでいますが、今度は中国発です。
牛乳に有害物質のメラミンが混入されていました。
ですが、日本人にとって今回の事件は、餃子事件のように食べたからといって即健康障害を起こすわけではないようです。

そもそもの発端は、メラミンを混ぜて不正にたんぱく質を高めていた粉ミルクを飲んだ乳児に腎結石が発生したことです。
その後、水で薄めた牛乳にメラミンを混ぜていたことが発覚。
汚染牛乳が輸出されていて、日本も輸入し、今回の回収騒ぎとなりました。

今回の事件ですが、メラミンは確かに有害物質になりえますが、それほどあわてなくてもよいと思います。
もちろん不正を働いた中国人は厳しく罰せられるべきですが、私たち日本人には、健康被害はおそらく出ないでしょう。
といいますのは、メラミンは有害物質ではありますが、今回のように比較的低濃度のメラミン単独では毒性が低く、ほとんど問題となりません。
メラミンとシアヌル酸が共存することにより、結晶を生じて腎臓障害を起こすのです。
汚染粉ミルクにより中国の乳児で腎結石が生じていることから、混入したメラミンは「比較的安全な純品」ではなく、「危険性が高くなる、不純物のシアヌル酸の混ざった粗悪品」と思われます。
確かにメラミン+シアヌル酸で結晶を生じますが、今回日本で使用された汚染牛乳はお菓子に添加されているため、添加量自体が少なく、たとえ結晶が生じていても問題にならないと思います。

メラミンといえば今回の中国の乳児への被害と共に、昨年5月にペットフードに混入していたメラミンが元で北米の犬と猫が数百匹も死亡した事件を思い出しますが、乳児なら粉ミルク、ペットならペットフード単品しか食べません。
大人であれば、例え汚染牛乳そのものを飲んだとしても、摂取食品全体に占める割合が低いため、健康被害を起こしにくいのです。
ましてや今回はお菓子に使用されているため、健康に影響しないほどの微量な量といえるでしょう。

それにしても、中国での粉ミルクの問題は、2003年にも発生しています。
この時は粗悪な粉ミルクを飲んだ乳児のうち、1人が栄養失調、呼吸器系疾患で死亡。2人が栄養失調による合併症などにかかったそうです。
粉ミルクを飲んでいる乳児は、それしか栄養補給の手段がないわけですから、森永ヒ素ミルク事件を引き合いに出すまでもなく、粉ミルクに問題が発生すると、即、命に関わってしまうのです。

命を繋ぐはずの食品が、命を奪ってしまうなんて、嫌な事件が頻発する世の中ですね。



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